脊椎動物は、生まれてから脳の発育が止る期間の5倍が「限界寿命」といわれています。人間の脳は25歳まで成長しますので、125歳が限界寿命ということになります。ところが人間は、125歳をまたずに、肺ガン、胃ガン、大腸ガンなどのガンや、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞など血官の病気で死亡します。 寝たきりにならず、今に近い体や肌を保ち、健康で元気に幸せな生活をおくり、125歳まで長生きするためには、健康であるための研究と努力や生活習慣の改善と食事の工夫が必要なのです。「病気を予防しようとする心があれば、こんな病気にならなかったのに」などと後悔しないためにも、日ごろから意識して、病気の予防、健康管理に取り組みましょう。自分の体を守るのは自分であり、病気を予防することは、家族への責任を果たすことでもあります。まずは、「100歳になっても、頭脳明晰で、活力に満ちて、何を食べても美味しく、自分の足で何処にでも行ける」を目標に、それを満たすためにはどうしたら良いかを考え、ひとつひとつ実践することが大切なのです。 緑茶には、各種ミネラルやビタミンA・C・Eが大量に含まれています。ところが、浸出液に出てくるのは、水溶性ビタミンCだけです。それも一部が溶け出してくるだけで、カロチンや若返りのビタミンEや、抗ガン、抗酸化作用のあるカテキンは全く溶け出しません。急須に入れて茶碗で飲む、これまでの飲み方では「優れた有効成分のほとんどを茶殻と一緒に捨てている」のです。従って、緑茶の持つ、ガンや老化、動脈硬化、心臓病、糖尿病、高血圧を予防し改善する作用を総て活用するためには、緑茶を直接体に取り込む工夫が必要なのです。 きのこには、緑茶にはないビタミンDが凝縮されて入っていて、中年以降の女性に多い骨粗鬆症の予防に役立ちます。 またエリタデニンという成分は血液中のコレステロール値や血圧を下げる効果があります。さらにアガリクスに含まれる注目の「ベータ‐D‐グルカン」は人間の自然治癒力をつかさどるインターフェロンを活性化させることで、強い抗ガン、抗酸化作用を発揮します。 従って、私たちの最も身近にある、緑茶やきのこ類を、最も有益な食材として見直す必要があるのです。
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